法隆寺の夢殿を思わせる八角形の白い喫茶店で、横浜市青葉区の「こどもの国」から「TBS緑山スタジオ」に行く道の中程、奈良中央大橋交差点のそばにあった。
木の分厚いドアを開け中に入ると、ちょっと不思議な空気が身心を包む。風だ。「あるたみら」の中には特別の風が柔らかく吹いていた。 高い天井、壁には、画家でありマスターでもある石井照洋氏の抽象画が多数展示してあり、ヒーリングアートのように気を発していたのかも知れない。 さらに目をやると、土偶や変な置物がひっそりと置かれていて、それらの語りかける言葉が、旨そうなコーヒーの香りとともに漂っていた。