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ドボンゲームの定義 第 4.3 版


プレイヤー:
実際にあるいは仮想的に凸多角形の各頂点に配置された、ドボンゲームの開始、持続、終了を支配し実行するもの。

既定値きていち:
ドボンゲームにおいて全プレイヤーの合意があれば変えてもよい項目の、標準的な値。

宣言せんげん:
プレイヤーがある状態であることを表明するため、その状態になった時に行われる発言。時間的な遅れは他のプレイヤーの半数以上の同意の下で無視される。

:
プレイヤーによって形成される多角形の内部の領域。

ふだ:
スペード、ハート、ダイヤ、クラブの 4 種のスートと 1 から 13 までの 13 種の数字の組み 52 種各 1 枚と、スートが無く 0 の数字を持つ 2 枚から成る、裏にすると区別が付かない 54 枚の薄片。

有効ゆうこうスート:
に対して定義される、のスートと数字、及び場合によりプレイヤー宣言に基づいて決定されるスートの集合。

つい:
スペードとクラブ、ハートとダイヤの各組みの中での一方の他方に対する関係。

手札てふだ:
枚数が明かされた、各プレイヤーが持ち、他のプレイヤーにはその内容を明かさなくても良いの集合。

公開こうかい:
現在の手札の一部または全部をに置き、他のプレイヤーにその内容を明かすこと。これらは依然として手札に含まれる。公開されたを再び他のプレイヤーから隠すことはできない。

場札ばふだ:
に置かれる表にされた 1 枚の

ふだ:
場札の下に置かれたの集合。

やま:
に重ねられて置かれる裏にされたの集合。なくなった時は、捨て札が 1 枚以上あればそれをシャッフルして新たな山とする。

札切ふだぎれ:
山と捨て札が共に 0 枚となること。

く:
山の最上部から順に 1 枚以上のを取り、手札に加えること。1 回に引くよう指示された枚数が札切れを生じる枚数を超える時は、後者の枚数を引く。

てる:
手札からを 1 枚出し、場札の上に表にして置くこと。この時、新たに出された場札になり、以前の場札捨て札の一部となる。

時計回とけいまわり:
あるプレイヤーから見て、に向かって左隣のプレイヤーが次となるような順序。

反時計回はんとけいまわり:
あるプレイヤーから見て、に向かって右隣のプレイヤーが次となるような順序。

回転方向かいてんほうこう:
互いに逆の関係である時計回り反時計回りのうち、現在選択されている順序。

しばり:
の数字によって、捨てて良いが制限される状況。

攻撃札こうげきふだ:
捨てるしばりになるような

強弱 2 種類あり、前者は有効スートとして全てのスートを持つ。既定値は全ての 0 の。後者は有効スートとして自身のスートのみを持つ。既定値は全ての 2 の

反射札はんしゃふだ:
現在しばりなら、捨てると直ちに回転方向を逆にするような既定値は全ての 5 の

ダメージ:
の数字に基づいて定義されるの属性。既定値は、強い攻撃札は 5、弱い攻撃札は 2、他のは 0。

累積るいせきダメージ:
しばり時のみ有効な数。現在のしばりを開始したと、それ以降に捨てられた全てのダメージの合計。

ばす:
あるプレイヤー捨てたり引いたりするのを禁止すること。

ばしふだ:
捨てると、回転方向の次のプレイヤー飛ばすような既定値は全ての 1 の

選択札せんたくふだ:
有効スートを複数持つが、場札になると 1 つの有効スートのみを持つように変化する。この捨てプレイヤーが存在し、かつ捨てる時にそのプレイヤーが元の有効スートの中から 1 つを選んで宣言するならば、それのみを有効スートとして持つようになる。そうでなければ有効スートとして自身のスートのみを持つようになる。

強弱 2 種類あり、前者は場札になる前は有効スートとして全てのスートを持つ。既定値は全ての 8 の。後者は場札になる前は有効スートとして自身のスートとそののスートの 2 つを持つ。既定値は全ての 11 の

逆回転札ぎゃくかいてんふだ:
現在しばりでないなら、捨てると直ちに回転方向を逆にするような既定値は全ての 12 の

ラストワン:
手札が 1 枚の状態。捨て手札が 1 枚になる場合にのみ、プレイヤーは「ラストワン」と宣言できる。この宣言手札が再び 2 枚以上になるまで有効である。

あがり禁止きんし:
あるプレイヤーが、ラストワンだがその宣言がないか、その手札強い攻撃札 1 枚の状態。

指名しめい:
ドボンゲームの手順において他のプレイヤーとは異なった扱いを受ける、ただ 1 つのプレイヤーを選ぶこと。

ばん:
以下の順番に処理される手順。
  1. 指名プレイヤーが飛ばされているなら、その飛ばしは解除される。
    そうでなければ、現在しばりでないなら、指名プレイヤーは以下の 2 つのうちどちらかを実行する。
    1. あがり禁止でないなら、場札と共通の有効スートか数字を持つ捨てる
    2. 1 枚引く
    しばりなら、指名プレイヤーは以下の 2 つのうちどちらかを実行する。
    1. あがり禁止でないなら、攻撃札か、場札と共通の有効スートか数字を持つ反射札のいずれかを捨てる
    2. 累積ダメージに等しい枚数分を引くことにより、しばりを解除する。
  2. 指名プレイヤーの回転方向の次のプレイヤーを新たに指名する。

あがる:
が終了した時点で手札が 0 枚であること。

ドボン:
あるプレイヤー手札が 0 のを含まないか 0 ののみを含む時、自分のや山から引かれを含まない、連続する 1 回以上のにおいて捨てられた全てのの数字がプレイヤー手札の全の数字の合計と等しいならば、直ちにそれらのを対象として「ドボン」と宣言して手札を明かせば、手札の全に出せること。複数のプレイヤーによって同時に行われたドボンは、その対象となる数を、それが最少のものに強制的に揃えられる。

ドボンがえし:
ドボンを受けた時に、手札に 0 のが含まれず、手札の全の数字の合計がドボンの対象となったの数字に等しく、かつそのに自分はドボンが不可能だった場合、ドボンをしたプレイヤーの出したを対象として「ドボン返し」と宣言して手札を明かせば、手札の全に出せること。この時、元のドボンはなかったものとして扱われる。

敗者はいしゃ:
ドボンまたはドボン返しの対象となったを出したプレイヤー

勝者しょうしゃ:
敗者ではない、あがっプレイヤー

オークション:
以下の順番に処理される手順。
  1. 全てのプレイヤーが同時に、各々任意の正の整数を宣言する。
  2. 最も大きい数を宣言したプレイヤーの中から無作為に選んだ 1 プレイヤー指名する。

かい:
以下の順番に処理される、プレイヤーの相対的な位置の変更が許されない手順。
  1. をシャッフルし、各プレイヤーに 5 枚ずつ手札として配り、1 枚を場札とし、残りを山とする。
  2. オークションを行う。
  3. 最初のしばり無し、時計回り回転方向で行う。
  4. いずれかのプレイヤーあがるか、札切れとなるまでを繰り返す。

基本点きほんてん:
の終了時に、の数字のうち 10 以上を 10 として手札の全の数字を合計した数。

最悪点さいあくてん:
プレイヤー中、敗者以外で最も大きい基本点

追加点ついかてん:
の終了時に、特定の条件を満たすプレイヤーに対して 1 回以上与えられ、合計される数。

得点とくてん:
の終了時に全プレイヤーに与えられる数。ドボンによる敗者は、最悪点×勝者の数× 2 +追加点ドボン返しによる敗者は、最悪点× 6 +追加点。その他のプレイヤーは、各自の基本点追加点

試合しあい:
以下の順番に処理される、3 以上 6 以下のプレイヤーのみが参加する手順。
  1. 一定数のを繰り返す。既定値は 20 回。
  2. プレイヤーの全での得点の合計を算出する。

優勝ゆうしょう:
ある 1 試合の合計得点が全プレイヤー中で最小となること。ただしこれを満たすプレイヤーが複数なら、その中で勝者となった回数が最多であること。各プレイヤーはこれを目標とする。

マルチドボン:
対象となるが複数あるドボンのこと。これによる勝者に -100 点の追加点を与える。

ジョーカードボン:
手札が 0 ののみのドボンのこと。これによる勝者に -100 点、敗者最悪点× 2 の追加点を与える。

フラッシュドボン:
手札と対象ののスートが全て等しく、ジョーカードボンではない、ドボンドボン返しのこと。これによる勝者に -50 点の追加点を与える。

ストームドボン:
手札に同じ数字を持つが 3 枚以上含まれているドボンドボン返しのこと。これによる勝者に -100 点の追加点を与える。

ディスラプトドボン:
捨てることによりあがっプレイヤーの、最後に捨てを対象に含むドボンのこと。これによる勝者に -50 点の追加点を与える。

クイックドボン:
あるでまだ 1 度も自分のが来ていないプレイヤーにより行われるドボンのこと。これによる勝者に -100 点、敗者最悪点× 2 の追加点を与える。

スラム:
あるプレイヤーが、同一試合内の最近の 3 以上の全てで勝者となること。このプレイヤーに -50 点の追加点を与える。

落札点らくさつてん:
オークションによって指名されたプレイヤーに与えられる追加点。このプレイヤーがその勝者となったら -50 点、そうでなければそのプレイヤーオークション宣言した数と等しい点。

やく:
の最初の時点で手札の枚数が 5 枚で、かつ以下の条件のいずれかを満たす時、全ての手札公開して「役」と宣言すること。このプレイヤー勝者となったら、-100 点の追加点を与える。
  1. 4 枚のが同じ数字を持つ。
  2. 3 枚のが同じ数字を持ち、それとは別に 2 枚のが同じ数字を持つ。
  3. 5 枚のが同じスートを持つ。
  4. 手札に 0 のを含まず、1 のの数字を 1 または 14 と見なした時、5 枚のの数字が連続している。

過失かしつ:
あるプレイヤーが現在の状況を誤認し、その誤認に基づいてドボンゲームの定義上あり得ない行動を取ること。過失によって手札の一部または全部の内容が明かされた場合、それらの公開する。同じく山の一部または全部の内容を知った場合、その情報を全プレイヤーに知らせた後に山をシャッフルする。
ある過失が解消されていない場合、その過失を起こしたプレイヤーのその過失以降終了までのドボンドボン返しは全て過失と見なされる。

通常過失つうじょうかしつ:
それを正しい行動と誤解して別のプレイヤーが次の行動を取る前の過失過失発生以前の状況に戻すことで過失を解消し、ドボンゲームを続行する。

重大過失じゅうだいかしつ:
通常過失以外の過失通常過失と重大過失の両方が発生している場合、前者がある限りそれを先に処理する。通常過失の処理によって重大過失の後に行動したプレイヤーがいなくなった場合、その重大過失は通常過失に変わる。重大過失が指示された枚数より少ない枚数を引いた場合なら、直ちに足りない分を引く。その後、ドボンゲームを続行する。残った重大過失は解消されない。



過失の処理

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