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過失の処理


過失の処理を見てみよう。まずは通常過失から。

  1. 誤った捨て

    捨てた時点ですぐに気づいたら、これは通常過失なので元に戻せば良い。ただし誤って捨てたカードは自分の前に公開する。

  2. 誤ったドボン

    ドボン返しがなければ、これは通常過失だから元に戻す。ドボンをしたプレイヤーは全ての手札を公開しなければならない。

  3. 誤ったドボン返し

    これは常に通常過失である。結果として、単純に無視する。

次に重大過失について見てみよう。

  1. 次の順に起こった時を考える。以下の例も同様である。
    1. 甲による誤った捨て
    2. 乙による正しい捨て

    ここで「正しい」とは、その瞬間の状況が正しいものとして行われた行動である。その直前の行動が誤っているかどうかは関係ない。ここでは、甲の捨てたカードを正しいものと考えて捨てることである。この例では、1 が重大過失となる。従ってこのままゲームを続けるが、甲はこのラウンドではもはやドボンやドボン返しができなくなる(しても自動的に過失になる)。

    1. 甲による誤った捨て
    2. 乙による正しいドボン
    1 が重大過失となる。従ってこのドボンは有効である。

    1. 甲による誤ったドボン
    2. 乙による正しいドボン返し
    ドボン返しは、ドボン返しをしたプレイヤーの捨てたカードで判断されることに注意する。この例は、乙が 8 を捨てたときに甲が 9 でドボンして、それを乙が 8 でドボン返しするときのものである。前の例と同じように、1 が重大過失なのでドボン返しが有効である。

    1. 甲による誤った捨て
    2. 乙による正しい捨て
    3. 甲による正しいドボン
    1 は重大過失だから、3 は過失となる。この場合、次に行動したプレイヤーがいないので通常過失となる。先に通常過失を処理するので、3 のみ元に戻す。甲はドボンができなくなった上に、全手札を公開しなければならない。

    1. 甲による誤った捨て
    2. 乙による正しいドボン
    3. 甲による正しいドボン返し
    前の例と同じように、3 を元に戻して 2 のドボンが有効になる。

    1. 甲による誤った捨て
    2. 乙による正しい捨て
    3. 甲による正しいドボン
    4. 乙による正しいドボン返し
    1 と 3 が重大過失となる。結局、ドボン返しが有効となる。

    1. 甲による誤った捨て
    2. 乙による誤ったドボン
    3. 甲による正しいドボン返し
    1 と 2 が重大過失である。 3 は通常過失となる。従って 3 を元に戻すと、2 のあとに行動したプレイヤーがいなくなるので 2 は通常過失に変わる。よって 2 も元に戻すと、1 も通常過失に変わるのでこれも元に戻す。
    結果として全て無効である。甲と乙は全手札を公開するが、ドボンの権利は失わない。なぜなら最終的に重大過失はなくなったからである。



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