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ドボンゲームの遊び方


  1. はじめに

    ドボンゲームの世界へようこそ。ドボンゲームは色々なルールが乱立していますが、ここではドボン標準化委員会ルールを用います。ドボンゲームは段々とルールが付け加わって出来上がってきたので、その歴史に従い、簡単なルールから順に学んで行きましょう。

    この HTML 文書の中で、リンクはすべてドボンゲームの定義につながっていますので、厳密な定義付けを見たい方はそちらを参照してください。


  2. ゲームのやり方

    ドボンゲームは 3 人から 6 人で行うトランプゲームです。トランプはスペード、ハート、ダイヤ、クラブの各スートにつき 13 枚と、ジョーカー 2 枚の合計 54 枚が必要です。ジョーカーを 2 枚用いるという点に注意してください。多くのトランプでは、ジョーカーとブリッジ得点カードとが 1 枚ずつ入っているので、それらをジョーカーとして使うと良いでしょう。

    ドボンゲームは 20 回のゲームを行い、その得点の合計が最も良かった人を優勝とします。1 回のゲームをといい、20 回を 1 試合といいます。

    では回を始めましょう。まずトランプを良く切り、各プレイヤーに 5 枚ずつ裏向きにして配ります。1 枚だけテーブルの中央に表向きにして置き、残りを裏向きにしてその隣に重ねて置きます。各プレイヤーに配られたカードを手札、テーブル中央の表向きのカードを場札、裏向きに重ねられたカードをといいます。

    次に、じゃんけんなどで最初に行動するプレイヤーを選びます。選ばれたプレイヤーは、手札の中から、場札と同じスートまたは同じ数字を持つカード 1 枚を場札の上に置きます。これを捨てるといいます。もしそのようなカードがなければ、山の一番上のカードを取り、手札に加えます。これを引くといいます。カードを捨てた場合、捨てられたカードが新たな場札となります。

    次に今行動した人の左隣の人が同じように行動します。その次はさらにその左隣の人です。このように捨てるか引くかする 1 回の行動をといいます。番をどんどん繰り返して行って、手札のカードを全部捨てたプレイヤーが勝者となり、この回は終了です。手札を全部捨てることをあがると言います。

    この回での各プレイヤーの点数は、回終了時の手札のカードの数字の合計です。ただし絵札は 10 として考えます。ジョーカーは 0 です。勝者は手札を全部捨てているので当然 0 点になります。

    例えば、回終了時の手札がジョーカー (0)、エース (1)、8、キング (13) の 4 枚だったら、点数は 0 + 1 + 8 + 10 = 19 点となります。キングは 10 点であることに注意してください。

    1 試合 20 回を行って、合計点が最も小さい人がその試合の優勝者です。

    以上がドボンゲームの最も基本的なルールです。


  3. カードの機能

    いくつかのカードには、単なるスートと数字の組み合わせ以上の機能があります。これらはカードを捨てるときに効果を発揮します。

    クイーン (12) のカードは番が移っていく方向を逆転します。通常は番は順に左隣の人に移っていきますが、クイーンが捨てられると、右隣の人に移っていくようになります。すでに番の方向が逆になっているときにクイーンを捨てると、方向はさらに逆転して元に戻ります。

    エース (1) のカードは次に番を得るべき人を飛ばして、さらにその次の人の番にします。

    8 のカードはそのスートに関わりなくいつでも捨てることができます。他のカードは場札と同じスートか同じ数字を持っていないと捨てられないことを思い出してください。8 のカードを捨てた時点で、捨てた人はスペード、ハート、ダイヤ、クラブの中から任意のスートを選んで宣言できます。そうすると、その 8 のカードは宣言したカードを持つようになります。例えばスペードの 8 を捨ててハートを宣言すれば、場札のスートはハートになるので、次の人はハートのカードを捨てなくてはなりません。

    ジャック (11) のカードも 8 のカードと同じような機能を持っていますが、同じ色のスートの中でのみ効果があるという点が違います。つまり、スペードかクラブのジャックは、場札のスートがスペードかクラブの時に捨てられ、宣言できるスートもスペードかクラブだけになります。同じように、ハートかダイヤのジャックは、場札のスートがハートかダイヤの時に捨てられ、宣言できるスートはハートかダイヤだけになります。


  4. しばり

    2 のカードかジョーカー (0) のカードを捨てるとしばりと呼ばれる状態になります。しばりでは、捨てられるカードの種類が制限されます。通常は場札と同じスートか同じ数字を持つカード(場合により 8 やジャック)を捨てられると説明しました。ところがしばりでは、場札のスートや数字に関わらず 2 かジョーカーを捨てることができます。また、場札と同じスートか同じ数字を持つ 5 のカードを捨てることができます。これら以外のカードは捨てられません。従って、しばりでは 8 やジャックも捨てられません。

    ジョーカーのカードは、通常の時でも場札のスートや数字に関わらず捨てることができます。これはジョーカーがすべてのスートを持つと考えられるからです。従って場札がジョーカーの場合、次の人はどんなスートのカードでも捨てられます(ただししばりによる制限はあります)。

    しばり時に 5 のカードを捨てると、通常の時のクイーンと同じように番の移動方向を逆転します。しばりでない時に 5 を捨てても何も起きないので注意してください。

    しばり時は捨てられるカードが制限されるので、カードを捨てられない可能性が高まります。捨てるカードがないときは山からカードを引きますが、このとき通常時と異なり引く枚数は 1 枚ではありません。現在のしばりを開始したカード(ジョーカーか 2)から今までに捨てられたカードのダメージの合計に等しい枚数だけ引く必要があります。ダメージは、ジョーカーは 5、2 のカードは 2、5 のカードは 0 です。例えば、ジョーカーでしばりが始まり、次の人が 2 を捨て、その次の人がカードを引く場合、引く枚数は 5 + 2 = 7 枚です。

    誰かがカードを引いた時点でしばりは終わります。


  5. あがり禁止

    プレイヤーは、カードを捨てて手札が 1 枚になったら「ラストワン」と宣言しなくてはなりません。この宣言がないと、最後の 1 枚を捨ててあがることはできません。また、手札がジョーカー 1 枚の時も、あがることはできません。


  6. ドボン

    次に、手札のカードを全部捨てるという方法以外で終了する方法を説明します。手札のカードの数字の合計と同じ数字を持つカードが他の人によって捨てられた場合、直ちに「ドボン」と宣言して手札をみんなに見せれば、いきなり終了できます。例えば、手札が 2 とジャック (11) の時に誰かがキング (13) を捨てれば、ドボンできます。回の点数の計算と異なり、絵札が 10 として扱われるということはありません。ドボンで使われるのはカードそのままの数です。

    ドボンには条件があって、手札の中にジョーカーとジョーカー以外のカードが共存しているときにドボンはできません。つまり、手札がジョーカーを含まないか、ジョーカーだけを含んでいる必要があります。

    ドボンの対象となったカードを捨てた人を敗者といいます。この回の敗者の点数は、手札のカードの数字の合計ではありません。敗者以外の点数の中で、最も悪い点数(つまり大きい点数)の 2 倍が敗者の点数となります。

    ドボンされたとき、もしドボンされた人の残りの手札の数字の合計がドボンされたカードの数字と等しい場合、「ドボン返し」と宣言すれば逆転して勝者になれます。ドボンした人は逆に敗者となります。ドボン返しによる敗者の点数は、最悪の点数の 2 倍ではなく 6 倍です。


  7. 追加点

    追加点は、回の点数を計算するとき、手札の数字の他に付け足される点数です。追加点を得られる行為には、オークションスラム、特殊なドボンがあります。

    オークションは、回の最初の番の前に行われます。各プレイヤーは自分の手札を見た後、同時に正の整数を宣言します。最も大きい数を言った人がオークションによる追加点の権利を得ます。もし複数の人が同時に最大の数を言った場合、じゃんけんなどで無作為に 1 人を選びます。追加点の権利を得た人はその回で最初に行動できます。そしてこの回が終わったとき、追加点の権利を得た人が勝者となったら、その人は -50 点を得ます。もし勝者でなかったら、オークションで宣言したのと同じ点数を得ます。ドボンゲームは点数が少ない方がいいので、オークションであまり大きい数を宣言すると勝てなかった場合に被害が大きくなるわけです。

    スラムとは、3 回連続して勝者となることです。そのようなプレイヤーに -50 点が与えられます。これは 3 回以上勝ち続ければそのたびに -50 点が与えられるので、連勝することは非常に重要です。

    役とは、手札がカード 5 枚でストレート以上のポーカー役になっていることです。このとき手札を公開して、その回の勝者となれば、-100 点が与えられます。

    特殊なドボンにはいくつもの種類があります。これらはすべてドボンの一種ですが、条件を満たせば追加点が与えられます。例えばディスラプトドボンとは、誰かが手札の最後の 1 枚を捨てたときにその捨てられたカードに対して行われるドボンです。ディスラプトドボンをすると -50 点の追加点を得ます。その他の特殊なドボンはドボンゲーム早見表を参照してください。


  8. おわりに

    以上でドボンゲームの説明は終わりです。何回も遊んでみて、感じをつかんでみてください。ご質問、ご要望は下記アドレスまでメールをください。



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