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高杉親知のネクタイ集

ネクタイというのはTシャツと同じくらい自由な発想が許される素材だ。いつも同じようなネクタイを付けているというのは非常にもったいない。今はカジュアルな服装で働いているのでネクタイを着けることはほとんどないが、それでもネクタイは好きだ。スーツに進歩がない分、ネクタイに凝るのは楽しい。

ここでは僕が気に入っているネクタイを紹介しよう。その多くは、私が一番好きな会社であるマンハッタナーズのものだ。残念ながら今では手に入れるのは難しい。なお、ネクタイに題名が付いているのはマンハッタナーズだけで、それだけマンハッタナーズが絵画指向ということだ。

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マンハッタナーズ

トリニティチャーチ
最初に買った絵柄のネクタイ。それまではペイズリーが好きでその系統のをいくつか持っていたが、縞や無地なんかつまらないからペイズリーにするという程度の好きさ加減だった。もっと格好良いのはないものかと漠然と新しいネクタイを探していたある日、上野の丸井で見かけ、瞬間的に僕の感覚にはまったのがこれだ。左の写真は下半分しか見えていないが(スキャナに入りきらないので)、上の方に向かって教会の尖塔が伸びていて、背景が地上の無彩色から空の水色へと徐々に変化するのが格好良い。野良猫がにぎやかで、みんなちょっと不細工なのが味わい深い。
優雅な踊り手たち
トリニティチャーチが気に入ったのでそのすぐあとにこれを買った。輪になって踊る踊り子というのは絵画では良くあるが、人ではなくて猫なのが良い。猫の描き方が雲みたいで写実的ではないため、近づいて見て初めて良く分かるというのがみそ。このネクタイをつけていたら、渋谷で全然知らない女の人から「それって猫なんですね」と言われたことがある。上に行くほど猫が小さくなるのが芸が細かい。単純に絵を繰り返しているわけではないのだ。
ギャラリー通り 303
色使い、デザイン共に素晴らしい。同じ斜めでも、左上がりより右上がりの方が好きなのでその点も満足している。会社にスーツで行っていた頃はこのネクタイを着けていくことが一番多かった。緑系のスーツに合わせると赤が映えて実に良い。ちょっと焦点からずれたところにちょこんとすました猫がいるのも良い。
斜めのロックフェラーセンター
これは貰い物。クリスマスっぽい色使いだが、必ずしもクリスマスではないらしい。いずれにしろ描かれているのはニューヨークの屋外スケートリンクなので冬だ。ロックフェラーセンターに行ったらこの絵柄と同じ風景だったので感慨深かった。このネクタイは気に入っているがスーツに合わせるのがやや難しい。
街の役者猫たち
お気に入りのネクタイの一つ。役者猫という割には案外不細工な猫が多くて可愛らしい。ブロードウェイの綴りが BRODWAY になっているがこれはわざとかな。柄が派手な割には色調が落ちついているので使い勝手が良い。
肖像画猫
こちらは上のとは違って美形の猫が多い。一匹一匹の猫が大きいので印象深いが、ちょっとちぐはぐな感じもする。上着を着ているときは一番大きい下の方の猫がちょっとしか見えないのであまり冴えない。上着がないときは良い。
カラフルなフレーム猫
カラフルとは言っても黄色が目立つだけであとの色は比較的地味なので派手な感じはしない。縞の一つ一つに違う猫が描いてある。線が細いので遠くからだと絵が良く見えなくて単なる縞のネクタイに見える。普通の縞とは色使いが違うとすぐに分かるけど。
六つ子猫
一番まんがっぽい可愛らしさがあるネクタイなので、最初はちょっと着けづらい感じがしたが、慣れればどうってことはない。良く見ると猫がみんな違う。細かい。
酒飲みの歓び
飲み会の日に打ってつけのネクタイ。朝からこのネクタイをしているのを見られた日には仕事と飲み会のどちらを重要視しているかがばればれだ。と言っても僕のことではないよ。ここで紹介しているマンハッタナーズのネクタイの中では一番無難なデザイン。猫がいないとマンハッタナーズという感じがしない。別に猫至上主義者ではないけど。
新聞スタンド
色は派手だが、柄が込み入っていて単色なので実は大して派手ではない。新聞売りのおじさんがアクセントだが、もう少し愛想良くした方が新聞ももっと売れるだろうにと言いたくなる感じのむすっとした顔で、それがかえって日常風景の切り抜き的で良い。


ケンゾー

僕はたまに花柄趣味を批判されるが、花柄は必ずしも女性的ではない。確かに細かい花柄は女性的な印象が強いことが多いが、例えばこのような大きくて写実的な花柄は中性的でむしろ爽やかさが出る。もし花柄を使うことにためらいがあるなら、葉や茎が描いてあるかどうかに注目すると良い。緑が多く入っていると花と重量感が釣り合ってむしろ冷ややかな格好良さが出る。これはそんなネクタイ。
とは言うものの、僕は柄が女性的かどうかは全然気にしないので普通の花柄も嫌いではない。これってやっぱり批判の対象?
アジアっぽい象柄のネクタイ。一時期エスニック柄が流行ったけど、今は流行というより一つの領域としてすっかり定着したので物珍しさはない。水色を使っているのが涼しげで良い。
流行には周期があるけど、この手の熱帯柄は今ちょうど流行らない時期なので、しばらくたんすの中で休眠中。でも原色使いではないので多分今でもそれほど違和感はない。またそのうち着れる日が来るだろう。


ニコル・クラブ

何を描いたものなのかは良く分からない(多分バラの花)。背景が淡いので使いやすい。
このネクタイは渋くて格好良い。色が渋目の赤で、ハートがいくつか描いてある。傷ついた心や刻まれた心の絵で、本当は暗い内容のネクタイなのかも知れないが深く考えずに使っている。失恋して彼女募集中みたいな感じでちょっと軟派っぽいかもね。
昔はペイズリー柄を買っていたけど、これも一応形はペイズリー。ペイズリーにしてはちょっとさっぱりし過ぎている感じがある。まあ、そこがこのネクタイが古く見えない由縁なのだが、やっぱりもっとごちゃごちゃしている方がペイズリーらしい。現代的でしかもミトコンドリアっぽいペイズリーはないものか。


その他

これはクリスチャン・ディオールのネクタイ。良く見るとイルカがたくさん。安売りしていたから買っただけでそれほど心惹かれたわけではない。遠くから見ると何が何だか分からない。
G. ファソナという会社のもの。色はかなり地味だが、果物っぽいデザインが気に入っている。安売りで千円で買えたので良い買い物だった。


K.N.O.T. - ネクタイ収集家のホームページ、派手なのがたくさんある
たいこれくしょん - ネクタイ自作記が面白い、その他面白いネクタイ多数
Franko - ネクタイ制作家のホームページ、マーブリング風の自作ネクタイがある
マンハッタナーズ宝箱 - マンハッタナーズの猫が沢山ある

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