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「女」なんか見たくない


漢字は優れた表記体系だ。漢字は表意性が高いため、脳内で意味に変換されるのが速い。一方、アルファベット等の表音文字はまず音声に変換され、それから意味に変換される。従って漢字のほうが速く読め、また失読症(字が読めなくなる脳障害)に強いことが分かっている。コンピュータの登場で手書きの必要性が減り、また多くの情報を素早く取り込む必要がある現代はまさに漢字に有利である。

だが漢字は三千年以上の歴史を持つため、現代社会には適さない価値観を含んでいることがある。中でも「女」を含む漢字は女性蔑視の考えに基づくものがあり、今後も漢字を使用していくためには我々現代人はこれらの差別的な漢字を意識的に改革していく必要がある。漢字を古代の遺物として固定化するならいつかは放棄されてしまう。常に新しい伝統こそ素晴らしいのだ。

ただし単語の言い換えより漢字の書き換えのほうがはるかに難しい。規格の制限のため、コンピュータで表示できない漢字があるからだ。漢字の書き換えには異体字を採用することが重要だが、JIS にしろユニコードにしろ異体字はあまり採用されていないため、選択肢は狭い。異体字の画像を用いる方法もあるが、印刷物や HTML 文書では使えてもテキスト文書では全く使用できない。そのため漢字改革は限定的になってしまうが、全ての漢字が使える日が来るまで、一歩でも前に進もう。

代替字を採用するには、視認性と文字コードの両面を考える必要がある。要求を満足する異体字が複数あるなら、元の字体に最も近い字を用いるのが最善である。また一般的な文字コードに含まれる異体字を採用すれば、置き換えは容易である。

差別意識に気付いた時、漢字を置き換えることは過去にもあった。例えば中国南部に住むヤオ人、チワン人はかつて「」、「」と書かれた。見て分かるとおり、これらは「けものへん」を含む蔑称である。現在はそれぞれ「瑤」、「壮」という漢字に置き換えられている。今まで使われた事実は、今後も使うべきだという主張の助けとはならない。

以下は「女」を含む漢字の考察である。ついでに「男」を含む漢字も考察した。字源については、現在最も信頼性が高い白川静の「字統」に依拠した。異体字情報と画像は今昔文字鏡を用いた。



一覧:

画数漢字判定代替字
3 
6 
×
 
7×
 
 
 
 
8 
 
×
9 
×
 
11 
×
 
12婿×
13×
×
×
×
 
15×
17×



解説:

安:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5B89007072an1アンやす・い、やす・んずる、
いずく・んぞ
意符書換字4F92000595

古代中国では新婦は全て他家から新郎の家に来たため、新郎とは異なる祖霊を持つと考えられた。そこで新婦を家廟に入れ、新郎家の祖霊に安寧を求める儀礼を行った。その儀礼が「安」の原義であり、「宀」が家廟、「女」が新婦を表す。女が家にいれば安泰だから「安」というのは俗説である。字源が古代中国の宗教的儀式にあると知っている限り、問題ないだろう。

威:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5A01006259wei1おど・す
古字-021843

「戉」と「女」の組み合わせで、邪霊を払う呪具であるまさかりを用いて女の安全を求める儀式を表す。その後、威厳や権威などの意味に転用された。「」と由来・構造がほぼ同じであり、問題ないだろう。

奸、姦:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5978006045jian1カンおか・す、よこしま
同字59E7006218
音符書換字5A28006334
音符書換字-006335
基本字59E6006217jian1カンみだら、よこしま、
かしま・しい
本字-010644
音符書換字-010817
基本字5E72009165gan1カンほ・す、ひ・る、おか・す、たて
基本字5FD3010320gan1カンおか・す、きわ・める

一般に「奸」と「姦」は区別されているが、音は同じで、意味もほとんど同じである。現代中国語では「奸」に統一されているので、ここでも両者を区別しないで考えよう。「干」には干犯の意味があり、「女」を付けた「奸」は元々淫らな行為を表し、「姦」は神を汚す行為を表した。現在ではむしろ逆になっている。いずれにしろ「女」は不愉快な意味で使われており、現代社会で使うべき字ではない。説文解字は「」を「姦」の異体字として挙げるが、「悍」の異体字の誤りである。

元々「奸」は「干」から派生した字だが、現代では「干」は物を干す意味にしか使われないので代替字にはならない。同じく「干」から派生した字に「」があり、「奸」と意味が近いため、これを使うと良い。「奸計」、「強姦」はそれぞれ「計」、「強」になる。

また女が三人寄れば「かしましい」というのは日本で生まれたしゃれで、本来の使い方ではない。漢字を使うなら「かしましい」が良いだろう。

嬉:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5B09006736xi1あそ・ぶ、たの・しむ、
たわむ・れる、うれ・しい
基本字50D6001095xi1たの・しむ、
よろこ・ぶ
基本字559C003957xi3よろこ・ぶ
古字-009879
古字6198011218
交換略字-003880
交換略字-079173
意符書換字-005666
意符書換字56CD050006
同字059285
姿形書換字6199011219

「嬉」は元は女とたわむれる意味であり、「うれしい」という訓は不正確である。楽しむという意味の「嬉」に最も近いのは「僖」だが、日本語では喜びの意味で使われているので全て「喜」で置き換えて良い。例えば「嬉々と」は「喜々と」で良い。「うれしい」も「うれしい」で良いはずだが、「よろこばしい」と誤解されるのを避ける時は「僖しい」とする。

妓:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5993006083ji4ギ、コウあそびめ、わざおぎ、
うたひめ
基本字4F0E000436ji4キ、ギたくみ、わざ
姿形書換字-000541

現在では「妓」と「伎」は分かれているが、元は同じで、身を傾けて舞う者の意味である。「娼妓」は字が分化した後も「倡伎」と書かれることがあった。「」を「倡」にすると同時に、「妓」を「伎」にするべきだろう。「舞妓まいこ」は「舞子」と書く方が良い。

嫌:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5ACC006618xian2ケンきら・う、いや、
うたが・う
同字054102
異体字-085456
基本字55DB004088xian2 qian4
qian3 qie4
ケン、カン、
ガン、キョウ
ふく・む、うら・む、
へりくだ・る
同字053534
音符書換字5481003477
音符書換字8A4C035366
基本字614A011051qian4 qie4ケン、キョウうら・む、
あきた・りる
同字055235

元々「嫌」は他人に対する不信を表す。なぜ「女」を含むのかは分からないが、良い意味合いでないのは確かだ。異体字も「女」を含み、役に立たない。形・意味・音が似ている字として「」と「慊」がある。前者は中国語の発音が同じなので良いが、意味が広い字であまり「嫌」と一致しない。後者は「キョウ」と読むと「満足する」というほぼ逆の意味を持つが、「ケン」と読んで「嫌」と同じに使われたこともあり、代替字として使える。また JIS に含まれているのも都合が良い。従って「嫌」は「慊」で置き換える。「嫌い」、「嫌だ」、「嫌疑」、「嫌悪」、「機嫌」はそれぞれ「慊い」、「慊だ」、「慊疑」、「慊悪」、「機慊」になる。手書きでは旁を「兼」にした「」で良い。どちらも同じである。

なお、「いやだ」と書いても良いが、これ以外の代用には使えない。

娯:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5A1B006307yu2ゴ、グたの・しむ
本字5A2F050146
同字059420
簡体字5A31053766

「呉」は巫女が載書(祝詞や盟誓を器に入れたもの)を手にして踊り、神を楽しませる意味である。「呉」が国名に使われるようになったため、巫女を意味する「女」を付け足して「娯」とした。男を楽しませる意味ではないので問題はない。

好:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字597D006053hao3 hao4コウこの・む、す・く、
よ・い、よしみ
同字-006944
古字-000645
古字-006097
古字-006947
古字-043261
意符書換字-006972
姿形書換字-009910

「女」と「子」を合わせ、母が子を愛することを表す会意文字である。固定的な性役割を表すのは確かだが、悪い字ではないし、適切な代替字もないので使用を続ける。「」は一見良さそうだが、「丑」は現代中国語では「醜い」という意味があり、不適切である。

婚:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5A5A006418hun1コン 
同字-006419
姿形書換字-006466
本字-005743
古字-005740
古字-005742

古代中国では婚儀を黄昏時に行ったので、「婚」は「昏」を含む。別の説では、「氏」は氏族の儀式で犠牲を切り裂くのに用いる氏族の象徴の刀で、「昏」は氏族の共同の食事を表し、「婚」も同様に婚儀での共同の食事を表すという。「」は爵(古代中国の酒器)で酒を酌む形で、同じく婚儀を表す。現代社会では結婚は両性の合意に基づくものだから、「婚」はあまり使いたくない。しかし「」は複雑な字であり、使うには抵抗があるだろう。古代では「昏」の字を「婚」の代わりに用いたが、現在は黄昏の印象が強く、「結昏」、「昏礼」、「昏約」などには違和感がある。とりあえず「婚」を使い続けるしかない。

妻:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字59BB006140qi1 qi4サイ、セイつま、めあ・わす
古字-006245
古字-006263
古字-049015
交換略字-006277
姿形書換字-006379

「妻」という字は結婚の時の盛装を表し、女が頭に三本のしんを手で挿している姿を描いている。同様に「夫」という字は男(「大」で表される)が髪にけいを加えて盛装する姿を表す。従って「妻」を用いるのは「夫」と同じく問題はない。

嫉:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5AC9006611ji2シツねた・む、そね・む、
にく・む
意符書換字-000949
姿形書換字-010999
音符書換字-006264

中国の現存最古の字書、説文解字では「」を本字とする。「にんべん」を「女」に変えたのは、女は本質的にねたみやすいと考えられたためで、明らかに女性蔑視である。ねたみが心の疾病なら「」で置き換えるのが良いだろうが、「」のほうが古くからあり、またねたみは人間関係から生まれるものなので後者を使おう。なお「にくむ」は通常「憎む」と書かれる。

女:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5973006036nv3 nv4 ru3ジョ、ニョ、
ニョウ
おんな、め、
なんじ、むすめ
古字-002899

女がひざまずく姿の象形文字であり、古代中国での女性の地位を暗示する。しかし現在の字形は女の姿を想像させず、またこの字を変更すると他の漢字に含まれる「女」も全て変更する必要があるため、継続使用する方が良いだろう。

娼:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5021000783chang4ショウあそびめ、わざおぎ、
とな・える
意符書換字5A3C006376chang1

基本字は「倡」で、踊りや歌を行う人を表す。昔は踊り手はしばしば性の対象にもなった。売春するのは女性が多かったから後に「娼」の字が作られたが、「男娼」という言葉もあるように常に女ではない。女は売春するものだという偏見を生まないためにも元の「倡」を用いるべきだ。「男娼」、「娼婦」はそれぞれ「男倡」、「倡婦」になる。なお「となえる」は常に「唱える」と書くべきである。

嫋:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5ACB006614niao3ジョウたお・やか、しな・やか、
そよ・ぐ
同字055198
交換略字-001030
意符書換字-006564
音符書換字-001271
音符書換字5B1D006787
音符書換字-006882
基本字892D034509niao3ジョウしな・やか、たお・やか
同字-049903
交換略字88CA034285
姿形書換字-034562
簡体字8885051991

「弱」は飾りを付けた儀礼用のしなやかな弓を表す「」を並べた字である。「嫋」は弓の飾りがなびく様子を表す。「女」が付く理由は分からないが、女に対する固定観念があるようで印象が悪い。「しなやか」の意味では、昔から同じように使われてきた「」を使おう。現代中国語でもこの字の簡体字である「」で統一されている。「嫋々」は「々」となる。「たおやか」は女性のみを形容するので使うべき言葉ではないが、あえて使うなら同様にこの字を使う。

嬲、嫐:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5B08006734rao2 rao3
jiao1
ジョウなぶ・る、
わずらわ・しい
姿形書換字5AD0006626
意符書換字5B32006831
意符書換字-001400
意符書換字-011398
簡体字5A06051833
基本字64FE012920rao3ジョウみだ・れる、
わずらわ・しい
姿形書換字055964
本字-013018

「嬲」、「嫐」ともに「」の異体字で、わずらわしいという意味がある。これらは「女」を含むので使用を避け、代わりに同じような発音、意味を持つ「擾」を使う。ただし現代日本語でこれらの字が漢語に使われることは稀で、実際には「なぶる」としてしか使われない。「なぶる」は平仮名で書く方がよいが、漢字で書くなら「もてあそぶ」と同じ字を使って「なぶる」が良いだろう。「嫐」を「たわむれる」と読むことがあるが、これは女に挟まれた男という連想から来たもので、誤った使い方であり、通常は「たわむれる」と書く。

姓:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字59D3006178xing4セイ、ショウかばね
同字-021673
古字-021686
古字-021692
古字-021694

元々は「生」の字を用いたが、多義化したために「女」を加えて「姓」とした。「女」を加えたのは、昔は姓は母系の血縁を表したからである。きょうなどの古代の姓は「女」を含む。古代中国の習俗に由来することさえ知れば問題ないと考える。

婿:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字58FB005664xu4セイむこ
同字-049521
交換略字-005665
婿意符書換字5A7F006470
姿形書換字-006696
姿形書換字805F029106
異体字-029050

むこは男なのに「女」が含まれるのは奇妙である。元々の部首は男を意味する「さむらい」だったので、「壻」を用いるべきだ。例えば「花婿」は「花壻」になる。

妬:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字59AC006121du4ねた・む、そね・む、
や・く
異体字5992053430
異体字006082
基本字4F66059051   
基本字8839033896du4きくいむし、むしくい、しみ、
そこ・なう、むしば・む
本字8799033416
減画略字-033092
減画略字-033639
減画略字8827033824
意符書換字-033766
意符書換字-033839
姿形書換字-024575
姿形書換字-033942

」と同様、「妬」もねたみは女のものだという偏見に基づいており差別的だ。だが異体字も全て「女」を含むので置き換えができない。「ト」の音を持ち「ねたむ」の意味を持つ字は他にない。

」は声義不詳の字だが、字形に「妬」との類似があるため、勝手ながらこの字を代替字にしようと思う。「嫉」を「」で置き換えると、「嫉妬」は「」となり、偏が揃うので熟語としての座りが良い。この「」は代用字なので、「ねたむ」は「む」と書く方が良い。資料によっては「」を「佑」の異体字とするが、使用例がないので無視して良いだろう。

「妬」と起源が近い字に、木食い虫や虫食いを意味する「蠹」がある。ねたみは心をむしばまれた状態という意味らしい。だが「蠹」は複雑な字であり意味も遠いので、代替字として使いづらい。

婦:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5A66006432fu4おんな
同字050147
古字-013284
音符書換字5A8D006490
簡体字5987051221

「婦」が含む「帚」の字はほうきではなく、鬯酒ちょうしゅという香草入りの聖酒をそそいで宗廟を清めるのに用いる呪具である。「婦」は宗廟に奉仕する高位の女性であり、氏族を代表して軍を動員することもあった。後に「婦」は一般女性に使われるようになったが、元は高い地位だったのである。「帚」を箒と考え、「婦」は箒で掃除をする女性を表すというのは俗説である。従って「婦」を用いるのを躊躇ちゅうちょする必要はない。

妨:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字59A8006111fang2ボウさまた・げる
姿形書換字-010363

「妨」に含まれる「方」の原義は架屍(横に渡した木に架けられた死体)であり、これを境界に配置して呪禁とした。それが転じて遠方、方位の意味で使われるようになった。「妨」は巫女が架屍を用いて呪禁を行い、邪霊を妨げることを表す。古代中国の呪術的信仰に基づくことを知れば問題ないだろう。ちなみに「放」は架屍を打つことで邪霊を追放する呪術を表し、「防」は架屍を用いた呪禁で聖所を防御することを表す。

妙:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5999006090miao4ミョウ、ビョウたえ、わか・い、
すぐ・れる、うつく・しい
意符書換字-007507
意符書換字7385020815
基本字7707023188miao3
miao4
ビョウ、ミョウかす・か、ちい・さい、
はる・か、おくぶか・い、
すが・める
姿形書換字-023612
姿形書換字-023665
姿形書換字-023723

「妙」は元々「好ましい」の意味であり、悪い字ではない。「女」が付く理由は定かではなく、代替字を使用するべきかは現段階では分からない。精微の意味の「妙」は正しくは「眇」であるため、「微妙」、「精妙」を「微眇」、「精眇」と書いても良いが、その場合でも「絶妙」、「妙案」などの「妙」は変わらない。現在同じ字で書いている物を書き分けるのは現実的な改革ではないし、悪意のある字ではないので、使用を続けて良いだろう。

勇:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字52C7002360yong3ユウいさ・む、つよ・い、
いさぎよ・い
姿形書換字050110
本字52C8002361
古字607F010621
意符書換字-011571
意符書換字-011596

本字のを見て分かるとおり「勇」は「甬」と「力」からなる形声字であり、「マ」と「男」ではないため、気にしなくて良い。「涌」と「湧」、「踊」と「踴」が同じなのも、「勇」に「甬」が含まれているからである。音は「甬」と「踊」が「ヨウ」、「勇」と「涌」が「ユウ」である。

妖:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字5996006086yao1ヨウあや・しい、なまめか・しい、
わざわ・い
姿形書換字-006409
基本字7945024637yao1ヨウわざわ・い、まがごと
意符書換字-024736

」は巫女が両手を挙げ、頭を傾けて舞い興奮状態となることを示す象形文字で、「笑」の初文である。その字を含む「妖」は憑き人を表す。「」も同様の字である。「妖」は良い意味ではないが、古代中国の巫女の姿に由来すると知っているなら使って良いだろう。

虜:
漢字属性ユニコード今昔文字鏡中国語
基本字865C032710lu3リョ、ロとりこ、えびす、
しもべ
同字050431
意符書換字64C4012787
簡体字864F051092
簡体字63B3052082

虜は「」と「力」の組み合わせであり、「虍」と「男」ではないので何も問題はない。「」を持つ他の漢字に「慮」や「盧」などがある。音は全て「リョ」である。


(随時追加)

日本語平等化計画
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